「やめろ!俺はガキじゃねえよ!」

わっ。恭介君に手を払われる。

「なんだー。全然元気だね。良かった。」


本当に元気があってよかった。
恭介君が、いてくれてよかった。
あなたのおかげで、私は…幸せです。


「お前、心の声的なのが全部出てる。」

「え、あ。嘘?」

「嘘ついてどーすんだバカ」


わ、どうしよ。かなり恥ずかしい事言ってたよね。

穴があったら入りたい…

「ま、俺も幸せだけど」

ぼーっとしてたせいで、恭介君が何か言ったけど聞こえなかった。


「今なにか言った?」

「いや、なんもー」

「本当に?」

「ほんとに」

んー。絶対なにか言ってたけど…ま、いっか。

幸せで楽しい毎日だったら、それでいい。