「ごめんね、お待たせ」
「桜ちゃんは偉いよね〜毎日お家で勉強するもの持ち帰ってるんでしょ?未来なんて宿題しか持ち帰らないよ?しかも宿題やるかわからない!っていう」
「そうそう!スクバ空っぽ!安定して入ってるのはメイク道具!」
二人の笑い声につられて私も笑った。
美咲と未来ちゃんが見せてくれたカバンの中は、たった今聞いた通り本当にスカスカで。
二人らしい。
「よし!プリ撮ってカラオケ行こーう!」
「おーう!」
美咲の言葉に続いて未来ちゃんが腕を上げた。
駅の近くにあるゲームセンターのプリコーナーに向かった。
「そういえば未来と桜ちゃんって初プリじゃない!?」
目を輝かせながら言ってきた未来ちゃん。
「あ、そうだねー」
「美咲とはいっぱい撮ってるけど桜ちゃんとは初めてだから嬉しい!」
「ありがと」