ほしくて、いらない。




「桜、今晩暇でしょ?」



や、あの…
私の予定を勝手に決めないでよ美咲ちゃん。



「や、ごめんね今日は予定ある」



「え〜〜まじかよ」



私の返答に残念そうに声をあげたのは知樹。



「ごめん病院に忘れ物したから取りに行くの」



「じゃあその後暇だろ?」
「じゃあその後暇でしょ!」



食いついてくる知樹と美咲。



「ま、まぁ…てかなに?」



「桜の退院を祝してパーっとカラオケでも行かねーかなって」

「そうそう!しばらく行ってないんじゃない?」



「いや、カラオケなら退院祝いじゃなくても、みんなが暇なとき…「いいじゃん!桜ちゃん行こうよ!」



私の声にかぶせてきた未来ちゃん。



この子の言動はいちいち私のかんにさわるんだよなぁ…



まぁ退院祝いしてくれるって言ってくれてるんだし、みんなの優しさを受け取ろう。



「うん、ありがと。病院行ってからでいいなら行こっか」



「よっしゃ!じゃあ駅前のいつものカラオケいるから!」



「了解」



その後みんなで駅まで行き、3人はカラオケ、私は駅の中へ二手に分かれた。