ほしくて、いらない。




「迎えなんて必要なかったから連絡しなかったの。退院するって報告したら、学校休んででも絶対来たでしょ?」



「当たり前じゃん!」



そう言って胸を叩いた美咲。



いやいや、ドヤることじゃないでしょ…



「桜ちゃんと美咲おはよ〜〜」



美咲と私の間に入って来たのは未来ちゃん。



「おー未来、おは〜〜〜」



「おはよ」



私は笑顔で返した。



球技大会以来の未来ちゃん。



わざわざ私たちの間に割って入った未来ちゃんに少し、感じの悪さを感じた。



「桜ちゃん退院?おめでとうね〜〜!」



「うん、ありがと」



未来ちゃんは完璧な可愛い笑顔を張り付けている。



それでもわかってしまった。



きっと、未来ちゃんは私をよく思っていない。



なんとくだけど敵視されている気がする。



私の勘違いかもしれないけど、未来ちゃんの笑顔には裏があるように思えた。



「ねえ美咲!英語の宿題やってくるの忘れちゃったから見せて!」



「えー未来にしては珍しいね。いっつも私が見せてもらってるのに。いいよ!」



「そう…昨日すごく眠たくてやらずに寝ちゃったの」



そのまま話しながら二人は教室に入っていった。


二人の背中を追いかけることもせずに、見送った。