ほしくて、いらない。




球技大会ぶりの学校。



授業を受けるのは2ヶ月くらいぶり。



あーあ、まためんどくさい生活になっちゃうんだ。



病院にいるのは、それはそれで暇すぎて嫌だったけど、学校に来たら勉強しなきゃいけない。



まぁしょうがないよね。
学生の本分は勉強だし。



「桜〜〜〜〜!」



廊下のずっと向こうから勢いよく走ってきている美咲。



相変わらず明るくて元気だ。



無意識に口元が緩んだ。



「美咲おはよう」



「おはよ!ってか何!?朝からいるとか珍しいじゃん」



私が入院中抜け出して遊びにきていたときは、ほとんどお昼休みに来ていたから。



だけど今は退院したわけで、入院中とはまた話が違ってくるよね。



私が美咲に退院したって伝えてないからなんだけど。



「うん退院した」



「え!聞いてないよ!言ってよ〜〜それなら病院迎えに行ったのに」