学校は明日から行くとして、今日は家に帰ってのんびりしよう。



私は電車に乗って家へ帰った。



「ただいま」



そう呟いてみるものの、おかえりなんて返事はなくて。



いつものことなんだけどね。



約1ヶ月ぶりに帰ってきた部屋は少しほこりっぽかった。



家の窓を全て開け、掃除をすることにした。



その間に洗濯機を回す。



誰かがやってくれるわけじゃない。



私がやらなきゃ、だれもする人がいない。



この少し広い部屋が、私を更に孤独にする。



わかっているのにこの部屋を出ない私は、相当過去を引きずっている証拠。



また、ひとりぼっちの日常が再開するんだ。