ほしくて、いらない。




わぁ…ふわふわ!



触り心地最高…ふわふわしてる〜〜



私この感触好きだ!



ドキッ



……?



不覚にもドキッとした自分の心に気づいた。



へ?



いやいやいやいや、ないから。



先生のせいじゃない。



触り心地が良すぎる先生のこの髪に興奮してるんだ。



うん。そう。



絶対そう。



そうじゃなきゃやだ。



気づかないうちに、そう無理やり自分に言い聞かせていた。



起こそうか迷ったが、起こさないことにした。



先生をそのままにして私は病室を出た。



病室を出て向かった先は非常階段。



いつもは下に下りる階段を、今日は上へ上った。