ほしくて、いらない。




ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー



「っ………」



ずっとずっと昔。



確か…



5歳だったかな。



5歳を迎えた誕生日の日の夢をみた。



昔のことを思い出してしまう嫌な夢。



「はぁー」



無意識にこぼれたため息は、私の気持ちを更に沈めた。



……




あ…私いつの間に寝てたんだ。




時計を見ればまだ5時半。



布団に入ったのが1時過ぎだから…4時間くらいしか寝れていない。




なんだか今日はよく眠れない日だ。



窓の外を見ると、ちょうど明るくなり始めていた。



朝日、見れるかな。



外に出ようと、起き上がる。



………




起き上がってみて初めて気づいた。



椅子に座ったまま、ベッドのすぐ隣の棚に寄りかかりながら眠る高沢先生に。