ほしくて、いらない。




先生の3歩後ろをついていく私。



先生は後ろを振り返らずに、ただ前を向いて歩いている。



後ろ気にしなくていいの?



私がついていくかなんてわからないのに。



先生が私の部屋についたとき、後ろに私がいなかったら面白いよね。



て、思っていながらも私は大人しくついてっちゃってるんだけどさ。



昼間なら少しいたずらしようとか思ったかもしれないけど、今は夜中だし。



先生のこと早く帰さなきゃいけないし。



今は大人しくついいくべきだと思う。



あっという間についた私の病室。



私が部屋に入ると、先生もなぜか入ってきた。



「送ってくれてありがとうございました。どうぞお帰りください」



帰ってほしいという願いも込め、丁寧に言ってみる。



「寝かしつけるっつったろ」



「だから結構ですって」



「いいから早く寝ろ」



そう言って先生は布団を剥がした。