ほしくて、いらない。



‘‘あ、そういえ…’’



「あっ…!」



…………。



「……何なんですか」



スマホが宙に浮き、そのスマホを追いかけ顔を上げると高沢先生が立っていた。




「何なんですかって、電話切ったんだけど?」



んなの見ればわかるわ。



「勝手に切るとかあり得ないんですけど」




「こんな時間まで起きて、しかも遊んでるとかあり得ねぇんだけど」



「遊んでなんかないです」




「へー。遊びじゃなかったら何になるんだよ、今の電話は」



「電話は遊びじゃないです」



「俺の中では学生の持つスマホ自体が遊び道具だね」



なによその偏見。



や、まあ間違ってないかもしれないけど大切な連絡手段でもあるんだから、遊び道具と言い切ることはできないでしょ。



「で、何で寝ないんだ?」



「寝れないんです」



「ガキかよ」




どうしてこの人は人を苛立たせることしか言わないんだ?