ほしくて、いらない。




その日の夜、



私は寝られなくて困っていた。



いつも通りに朝は起きたし、お昼寝もしていない。



それなのに布団にもぐって目を瞑っても寝付けない。



本を読めば眠くなるかなーなんて思ってしばらく読書していても眠くならず。



いつもなら11時には寝ている私なのに、今日は既に12時を回っていた。



今の時刻は12時半。



私は寝ることは諦め、スマホを持って病室を出た。



夜の廊下は真っ暗。



とろどころ間接照明が付いていて、それがまた少し気味が悪い。



初めの頃こそトイレに起きるたびにビクビクして怖がりながら歩いていたこの廊下も、今では怖くもなんともない。



慣れってすごいよね。



小さい頃は怖がりで泣き虫だった私だけど、体の成長と共に心も成長して、弱虫じゃなくなった。



と私は自分を評価している。