ほしくて、いらない。




石田さんのことは嫌いじゃない。



逆にすきだ。



私があまり自分から話さないタイプだから、たくさん話してくれる石田さんは良い。



だけど静かに過ごしていたい私にとっては鬱陶しく感じてしまうこともある。



石田さん生意気でごめんなさい…




やることもないし部屋に戻ろうかな。



もう一度ナースステーションに目を向けてみると、あの女の子はもういなくなっていた。




そのままナースステーションを通り過ぎて部屋に戻った。




私が部屋に戻ったとき、高沢先生の姿はもうなかった。



隣の女の子の所にでも行ったのかな。



きっとそうだ。



…って別にどうだっていいのに。




この時の私は、石田さんがどうしてあんなことを私に話したのかわからなかった。




わからなくて当たり前だと思う。



だけど、
あんな話をした石田さんにはしっかり理由があったらしい。



私がそのことに気づくのは





もう少し先。