ほしくて、いらない。



「はいはいわかりました。ガキでいいです。もう仕事戻ったらどうですか?」


「ああ」



………。



「ああって…」



言っておきながら帰る気配ないし。


お水を飲もうと冷蔵庫を開ける。


しかしそこにはミルクティーしか入っていなかった。


美咲のだ。


美咲が来たときのために置いてある飲み物。


美咲が自分で置いて帰ってるんだけど。


紅茶は飲めない。


カフェインがなんちゃらで禁止されているから。


喉乾いたのに〜…



「先生」


「なんだ」


「喉乾きました」


「だから?」



ですよねー。


まあ予想はしてたしいいんだけど。


あわよくば買ってきてくれるかな、なんて思ったりしたり…