ほしくて、いらない。



「百万年って、先生も私も死んじゃってますよ?」


そう言って私は先生に笑ってみせた。



「じゃあお前には一生無理ってことだな」


「私が百万年生きてたとして、先生が死んでしまったら私の力不足というわけではないです」


「うるせぇ」



そう言って先生の口角も微かに上がった気がした。



「送ってく」



先生はそう言うと、鍵を人差し指で回しながら部屋を出て行った。


「え、大丈…「早くしろー」


「…はーい」



毛布を畳み、先生と私のカップを捨てて先生を追いかけた。