ほしくて、いらない。



「ご想像にお任せしまーす。で、美咲は?」


「あ〜美咲はバレー出てるよ!バレーは第一体育館」


「ありがと。じゃあまた」



みんなにバイバイして第一体育館に向かった。



わ…すごい歓声…


中を覗いてみると、男子バスケと女子バレーの会場になってることがわかった。


これは人集まるわ。


毎年男子バスケは超人気だもん。



“バスケに出る人イケメン多し!”



的なね……。



ギャラリーに上がりコートを探してみると、ちょうどバレーの試合をしている美咲を見つけた。


声はかけずに試合をみることにした。



「あれー桜?」


「あ、知樹」



中学からの友達、須藤知樹が声をかけてきた。



「なになにーまた抜け出して来たん?」


「んーまぁ」


「てかテンション低くない?っていつものことか!久しぶりの再会なのに冷たいよ桜ちゃん!」



知樹まで言ってる。


久しぶりの再会なのに冷たいよ、なんて…


私が冷たいのはいつものことでしょ。


みんな知ってる。私がこういう性格のことは。