夢を見た。



幼い頃の夢。



私がまだ明るく笑えていた頃の夢。



作り笑いや愛想笑いなんかじゃなくて、



ちゃんと心から笑っていたときの、



あの頃の夢。



左隣にはお父さんがいて、右隣にはお母さん。



私は二人に挟まれて、二人と手を繋いでいた。



もう戻らない私の小さい頃の風景が、



いつまでも忘れられない



私の記憶に濃く濃く焼き付いている



そんなあの頃の風景が、



私の中にはずっと残っている。