そのあとすぐに宮本さんは自転車に跨っていた。 「久保さんお疲れ様!夜道気をつけてね!」 「あ、ありがとう!宮本さんも気をつけて!」 「ん!」 あれだけかっこよくて優しくて気遣いもできれば彼女くらいいても当たり前だ。 もっとずっと前に出会っていたかったなあ。