そして迎えた新学期。
登校して向かう先は自分の教室ではなく、柳瀬くんがいる三組。
騒がしい教室内。
他のクラスって自分のクラスの教室とは雰囲気が違って苦手。
おまけに三組に知り合いなんていないし。
それでも柳瀬くんがどんな人なのか知りたい。
終業式の日、助けてくれたお礼をしたい。
そんな思いでまるで泥棒のように三組の教室を盗み見ること数十秒。
「……あれ? もしかして貧血女?」
「……っ!?」
背後から突然聞こえてきた声に心臓が飛び跳ねてしまった。
すぐに振り返ると、そこには真っ黒に日焼けした男の子が屈託ない笑顔を向けていた。
顔を知らない男の子――。
でも直感で分かった。
目の前にいる人が柳瀬くんだって。
私の顔をまじまじと見ると、カレは目尻に皺をたくさん作って笑った。
登校して向かう先は自分の教室ではなく、柳瀬くんがいる三組。
騒がしい教室内。
他のクラスって自分のクラスの教室とは雰囲気が違って苦手。
おまけに三組に知り合いなんていないし。
それでも柳瀬くんがどんな人なのか知りたい。
終業式の日、助けてくれたお礼をしたい。
そんな思いでまるで泥棒のように三組の教室を盗み見ること数十秒。
「……あれ? もしかして貧血女?」
「……っ!?」
背後から突然聞こえてきた声に心臓が飛び跳ねてしまった。
すぐに振り返ると、そこには真っ黒に日焼けした男の子が屈託ない笑顔を向けていた。
顔を知らない男の子――。
でも直感で分かった。
目の前にいる人が柳瀬くんだって。
私の顔をまじまじと見ると、カレは目尻に皺をたくさん作って笑った。



