止まっていた足は再び動き出し、今度こそ席へと辿り着くと途端に柳瀬が声を上げた。
「おはよう! 皆森に小松崎さん。……えっと風邪はもう大丈夫なの?」
私たちふたりに挨拶したはずなのに、柳瀬の目はずっと光莉を追ったまま。
柳瀬は光莉のことが好きなんだもん、それは当たり前の話だ。
当たり前の話だからこそ目の当たりにすると切なくなる。
あぁ、本当に柳瀬は光莉のことが好きなんだなって実感させられてしまうから。
バッグを机横にかけ、腰を下ろしふたりの様子を見守った。
「おはよう柳瀬くん。これからよろしくね。それとありがとう。おかげさまでもうすっかり元気になったよ」
光莉もまたバッグを机横にかけ腰掛けると、身体を柳瀬の方へ向けた。
「そっ、そっか。それはよかった……!」
光莉との距離が近い現状に、明らかに柳瀬は動揺している様子。
覚悟はしてきたつもりだけど……やっぱり辛いな。
「あっ、そうだ。もしよかったらこれ……」
なにかを思い出したように柳瀬が机の中から取り出したのは、数枚のルーズリーフ。
それを不思議そうに見つめる光莉に差し出した。
「おはよう! 皆森に小松崎さん。……えっと風邪はもう大丈夫なの?」
私たちふたりに挨拶したはずなのに、柳瀬の目はずっと光莉を追ったまま。
柳瀬は光莉のことが好きなんだもん、それは当たり前の話だ。
当たり前の話だからこそ目の当たりにすると切なくなる。
あぁ、本当に柳瀬は光莉のことが好きなんだなって実感させられてしまうから。
バッグを机横にかけ、腰を下ろしふたりの様子を見守った。
「おはよう柳瀬くん。これからよろしくね。それとありがとう。おかげさまでもうすっかり元気になったよ」
光莉もまたバッグを机横にかけ腰掛けると、身体を柳瀬の方へ向けた。
「そっ、そっか。それはよかった……!」
光莉との距離が近い現状に、明らかに柳瀬は動揺している様子。
覚悟はしてきたつもりだけど……やっぱり辛いな。
「あっ、そうだ。もしよかったらこれ……」
なにかを思い出したように柳瀬が机の中から取り出したのは、数枚のルーズリーフ。
それを不思議そうに見つめる光莉に差し出した。



