全力片思い

まるで自分の話を聞いているようだった。

私も柳瀬を好きになった頃、同じことでたくさん悩んだから……。


何度も柳瀬に告白しようと思ったことがある。

けれどそのたびに不安に襲われていたの。


せっかく柳瀬と仲良くなれたのに、今の関係が壊れてしまったらどうしようって。


不安で仕方なくて、結局私は臆病になってしまい、柳瀬に自分の気持ちを伝えることが出来なかった。

それは今も同じ。

勇気が出せなくて自分の気持ちに嘘をついて……。たくさん後悔している。


「ごめんな、こんな話聞かされても迷惑だよな」

「ハハッ」と力なく笑う柳瀬に気づいたら声を上げていた。

「そんなことない! 迷惑だなんて思うわけないじゃない」

「皆森……」


大きな声で話す私に柳瀬はびっくりしたのか、瞬きを繰り返している。

それでも止まらなかった。


「不安になって当たり前だよ。誰だって怖いよ。……でも柳瀬には後悔して欲しくない」


自分の気持ちを柳瀬に伝えていく。