全力片思い

うまい言葉が見つからず黒板を向き合いひたすら消していく。

なんて言ったらいいのか分からない。
今の自分の気持ちを。


親友って言われて嬉しいけど、切ない。

でもこれから先もずっとって言葉が、素直に嬉しかった。


「あっ、あれ? 届かない」

上の方に書かれた文字を消すべく背伸びするも、これがなかなか届かない。

「あの先生、無駄に背が高いからな」

気づいた柳瀬が代わりに消してくれようとしたけど……。


「あっ、あれ? なんでだ」

先生はだいぶ高いところに書いてくれたようで、柳瀬が背伸びをしてもあと少しのところで届かなかった。


柳瀬は私に代わって消そうとしてくれている。そうは分かってはいるんだけど……。

「ぷっ」

思わず噴き出してしまった。

背伸びして必死に消そうとしている姿が、なんか可愛くて……!

口元を手で押さえ笑いを堪えてしまう。