「今年は一緒になれるといいね」
「本当だよー」
去年光莉とは別チームだった。
だからこそ今年こそは同じチームになれたらいいな。
そうしたら男子ふたりが誰でも、どうにか頑張れそうだもの。
「なにが一緒になれるといいんだ?」
「わっ!?」
「びっくりした」
肩を叩かれると同時に聞こえてきた声に、光莉とふたり声を上げてしまう。
そんな私たちふたりを見て犯人の柳瀬は、「悪い」なんて言いながらも笑っている。
「まさかそこまで驚くとは思わなかったからさ」
「いや、普通に驚くでしょうが! やめてよね、朝から驚かすの」
「だから悪かったって。……で? なんの話をしていたわけ? 気になるよな、篤志」
柳瀬が向いた方向に笹沼くんがどうでもよさそうな顔をして立っていた。
「いや、別に」
「なんだよ、相変わらずさめてんなぁ」
不満気に唇を尖らせる柳瀬を見て光莉は笑いを堪えながらも、私と話していたことを柳瀬に話し出した。
「本当だよー」
去年光莉とは別チームだった。
だからこそ今年こそは同じチームになれたらいいな。
そうしたら男子ふたりが誰でも、どうにか頑張れそうだもの。
「なにが一緒になれるといいんだ?」
「わっ!?」
「びっくりした」
肩を叩かれると同時に聞こえてきた声に、光莉とふたり声を上げてしまう。
そんな私たちふたりを見て犯人の柳瀬は、「悪い」なんて言いながらも笑っている。
「まさかそこまで驚くとは思わなかったからさ」
「いや、普通に驚くでしょうが! やめてよね、朝から驚かすの」
「だから悪かったって。……で? なんの話をしていたわけ? 気になるよな、篤志」
柳瀬が向いた方向に笹沼くんがどうでもよさそうな顔をして立っていた。
「いや、別に」
「なんだよ、相変わらずさめてんなぁ」
不満気に唇を尖らせる柳瀬を見て光莉は笑いを堪えながらも、私と話していたことを柳瀬に話し出した。