私が何も言えずに立ちつくしていると、他の階で練習中の吹奏楽部の音が聴こえてきた。 先生がふと窓を見ると 「もう、暗くなってきましたし送ります。」 「…へっ!?」 突然の言葉に驚いた私なんておかまいなしに先生はスタスタと廊下へ歩きだした。 校庭の隅にある職員用の駐車場に着くと、黒くて少し小さめな先生の車があった。 「少し狭いですがどうぞ。」