ァタシはまだ
ほんの高校生。



それが裏の世界に
入り浸っていたせいで、
自分が学生で
あることを
忘れていた。





ある日、
たまたま家に帰ると、
お母さんが居た。




『おかえり』


『…ただいま』



『ずっとほったらかして
ごめんな…』




『えぇよ別に。』



『ところでアンタ、
学校行ってないんやて?
学校から電話あったわ。
このままやと
留年決定やて。
辞めんの?』





お母さんに
怒る様子は
なかった。




学校か…



全く行ってなかったな…



2学期が
始まってから
一度も。。




辞めてもいっか。



ァタシが
迷ってると
お母さんが
言った。




『まぁまだアンタ
高1やし、
今から学校
行っても
ギリギリ
間に合うんちゃう?
ちょっとだけ
久々に顔出してみてから
決めたら?』





お母さんが
そう言ってくれたので、
明日は
久々に学校へ
行くことにした。