「はぁ・・・じゃあきっかけは?何かしら一条くんを意識するきっかけがあったんでしょ?」







きっかけ....。










「う、うん・・・まぁ・・あったよ〃あったけど多分叶わない恋だと思うから」








「羅夢が自信無くしちゃったら恋だって叶わないよ?」








とコソコソと2人で話していると、蓮が近くに来て












「何お前らコソコソ話してんの?」
と言われ、羅夢がその返事をしようとしていると








「ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・皆・・・遅れてごめん・・・・蓮、羅夢ちゃん、瑠華!」








蓮の親友でもあり、私達の友達の城戸 竜也(きど りゅうや)。
この人は瑠華が好きらしい。
でも瑠華本人は気付いてないと思うけど。
私もそんな2人を応援している。









――――――キーンコンカーンコン















「あ、ヤバい遅刻するぞー!」









先に走ったのは竜也だった!








「あ、本当だ、ヤバい!」
次に私が走り出した。








「待って~竜也~」
その次に瑠華が走り出した。









「遅刻したらジュース奢れよな。」
蓮は相変わらずクールだ。でもそんな蓮が好きな私。蓮はこんなんだけど、いつも優しい。











―カラガラガラッ
「ハァハァ・・・・間に合った~遅刻したら遅刻指導があるなんて聞いてなかったよ・・・」
さっき、噂してる人がいた。この学校にそんなシステムがあるなんて...私、遅刻
したかったのにぃー何てね。