拾われた猫。




それから平助たちがたくさんのお酒を持ってきた。



わぁわぁと皆が騒いでいる。



そのうちにクシャクシャになった髪をくくり直す。




「緋いな…」



低い位置で一つに結ばれた私の髪を見て、原田左之助が声を漏らした。



ちらりとそちらを見ると、目を細めてお酒を飲んでいた。



「暁の空みたいだ。

綺麗な色だな」



そう言った彼の優しい微笑みの方がよっぽど綺麗だと思った。



そんなふうに言われたのは初めてでどう返していいのか分からなかった。



何か言おうと思ったけど、やっぱり出てこなくて。


そうこうしているうちに、彼は平助たちに絡まれてしまった。