拾われた猫。




皆が一斉に障子の方を見た。



片眉がピクピクと動いて、青筋が浮かんでいた。



眉間の皺は鬼を彷彿とさせた。




「土方さんが来るなら近藤さんが来ればいいのに」



呆れ顔で言った沖田総司に土方歳三は人一人殺せそうな顔を向ける。




「なんだ?

私もいるが」



土方歳三とは対称的に穏やかな声が現れる。



近藤勇は驚いたように目を見開いた。


土方歳三は頭を抱えてため息をつく。




「山南さんや源さんまで何やってやがんだ…。

山崎、俺はお前に香月の監視を頼んだはずだが。

斎藤、こいつらを見て来いとは言ったが、報告はどうした?

それから総司に平助、謹慎処分は遊べと言ってるわけじゃねぇ。

原田と新八、お前らは謹慎してる人間に何渡してんだ?

それに香月」



ツラツラと一気に言ったあと、私の顔を見た。