拾われた猫。




「これで一くんも同罪だよ」



爽やかに笑う沖田総司は斎藤一からすれば、鬼か悪魔にしか見えないだろう。



「くっ…」と悔しそうに立て膝をつき、彼を睨みつけていた。



だけど次の瞬間に、口角を上に上げた。




「…お前は甘い。

…山崎!」



斎藤一が凛とした声で山崎丞の名前を呼ぶと、天井裏から音を立てずに姿を見せた。


山崎丞は斎藤一を見て、一度だけ頷くと障子窓に駆け寄る。


でも、原田左之助が立ちはだかる。




「行かせねぇよ」


ニヤリと笑う。


山崎丞が怯んだ瞬間、平助が飛びかかった。



「ごめんけど、俺らも命が惜しいから!」



ようやく作戦を理解したのか、山崎丞を取り押さえた。


そして沖田総司がまた口の中にお酒を注いだ。