拾われた猫。




「一くん、どうしたの?」



そう言って、彼の腕を引っ張って部屋に入れる。



永倉新八がハッとしたように素早く障子を閉める。




「何をっ……ゴボッ」



喋ろうとして口を開いたのが仇になった。


沖田総司はまだ半分程あった瓶を彼の口に突っ込んだ。



ゴクリと喉が動いたのを確認すると瓶を外した。



「ちょっ、総司!」



平助は動揺して斎藤一に駆け寄ったが、沖田総司は笑っていた。



沖田総司の考えを察知したのか、原田左之助もニヤリと笑い始めた。




「何やってんだよっ。

一くん、大丈夫?」



着物の袖で口元を拭く彼の背中を摩っていた。