拾われた猫。




今日もまたいつものようにボーッと花を眺めていた。




「あーぁ、つまらない」



後ろからやる気のない声がしたけど、特に反応を返さなかった。



雨に打たれる花から雫がどんどん垂れていく。




「2週間の謹慎処分とか有り得ないんだけど」



ゴロンと転がったまま、私の方を向いてさっきから大きな独り言を言っているのは昨日戦った彼だった。


何でいるの?



「巻き添えくった俺の身にもなれよっ」



イライラしながら沖田総司に言葉を返したのは平助だ。



真剣での許可の無い私闘は禁じられているため、沖田総司は2週間の謹慎処分をくらった。



そして、それを止められなかった平助もまた、連帯責任と言われたらしい。



私にはその間、平助と沖田総司と一緒にいるように言われた。



私にとっては面倒な罰だった。


土方歳三もそれを分かって言ったのかもしれない。