拾われた猫。





「土方さんが寝不足でぼーっとしてる時に借りたんだよ。

あとで返すでしょ?」



私に問いかけながら、黒い笑みを浮かべる彼は確信犯だと思う。




彼はまた私の腕を掴んで道場の中央に移動させる。




それから距離を取って、刀を構えた。




「やろうよ」



いつもの冷たい笑みで私を挑発した。



でも私は首を横に振る。


「ふーん」と何かを企むように呟いた。




そして私を睨んだ瞬間に刀が私に振り下ろされた。


反射的に鞘から抜かずに防いだ。




「あの時の好戦的な顔つきじゃないね。

どういうつもり?」



刀を合わせたまま聞かれる。