「一ぇ…」
顔を紅潮させて目を潤ませる彼女に、男装しているとはいえど動揺を隠せない幹部たち。
その時だった。
香月雨は斎藤一の首に手を回し、体重をかけた。
斎藤一は彼女を抱きしめるようにして座り込んだ。
「か、香月…?!」
唖然とする他の幹部たちと、顔を紅潮させる彼。
「フフッ」
香月雨は満足したように笑って、自分の体を完全に斎藤一に預けていた。
「…離しなよ、一くん」
沖田総司は殺気立ちながら、黒い笑みを浮かべる。
「な、なななな!!
一くん、抱きっ……?!!!」
藤堂平助は混乱のためか、言葉になっていなかった。

