拾われた猫。





「総司も抜けてきたんだ?」

「うん、雨ちゃんが居なかったからね」




ニコッと笑って、この人も一升瓶を一つ持っていた。



しばらく3人で酒を飲んでいた。




「あー!

居ないと思ったら3人ともなんでこんな所にいんだよー?!」



赤い顔で大きな声を出した平助がこちらにくる。



「おっ?

そこでも酒盛りしてんのか?」



こちらも赤い顔の新八。



平助の横に座り、いつの間にか皆で輪を作っていた。





「おい、てめぇら。

幹部が全員抜けて来てんじゃねぇよ」



トシはいつもと変わらない声なのに、眉間の皺が解れていて、呆れたように笑っていた。

その後ろに一と丞も一緒にいた。



「まだ近藤さんや山南さんに源さんまで向こうにいんだから、別に良いだろ」

「そうそう、それに隊士たちもだいぶ潰れてるしねー」



気分がいい新八と平助は、トシの言ったことを気にすることなく、持ってきたお酒を開けていた。



「全く…」と溜め息をつきながらも、トシ達も少し離れたところで腰を下ろした。