私は縁側に腰をかけて、大広間の騒ぎを遠くに聞いていた。
私の部屋は平助が模様替えしてくれたらしい。
新八曰く、「見た目によらずこういうのは上手い」らしい。
着物を洗って置いておいてくれたのは丞だった。
2人にまだお礼を言えてないけど、あの大騒ぎの中にもう一度入るのは遠慮したい。
大きな任務が終わった時はいつもこうやって皆で騒ぐらしい。
勇が皆の前で私に労いの言葉を言った時に、私が間者だという誤解は解けていた。
「にゃあ」
私の所にノアが歩いてくる。
私が潜入していた時くらいからノアの姿が見えないと思っていたけど、どうやら一のところにいたらしい。
ノアは私の膝の上が今や定位置になっている。
「もう一の所にいなくていいの?」
頭を撫でてやると、返事をするみたいに「にゃぁ」と鳴いた。
クスクスと笑って、ノアの頬をつついた。

