拾われた猫。





外の声につられてか、隊士たちが続々とでてきた。




そして最後に怪我した隊士たちを連れて門をくぐったのは我らが大将だった。




「今帰還したぞ。

諸君、よくぞ屯所を守りきった!

そして香月くん」



勇は私に近づいてくる。



私の前にいた連中も道を開けた。



目の前に来ると、肩に手が掛けられた。




「大役、ご苦労だった。

任務は終了だ!」



勇の言葉で、屯所の中は安堵と気の抜けた声で溢れた。



空気が和らいだのを感じて、その場にへなへなと座り込んだ。




「雨ちゃん、大丈夫?」


笑いながら私に手を伸ばす総司。


少しムッとする私を見てか、左之の手も伸びて来た。



「ほら、もう大丈夫だ」



宥めるような左之の声に少しの悔しさを感じながら、2人の手を取って立ち上がった。