拾われた猫。





それから襲いかかる敵を片っ端から斬っていった。




もうそこに罪悪感は無かった。


お父さんや梅姉さんのあの光景がチラつかなかったと言ったら、もちろん嘘になる。


でも…、私が何のために戦うのか分かった。




私は新選組という場所がとても大事な場所になったんだ。



皆が大事にするこの場所を守りたいと思った。



ひたすら自分の存在意義のために刀を振り回した時とは違う。



…私は負けられないし、ここも渡せない。




その時、後ろに殺気を感じて半身ずらす。



気絶させたはずの短刀を持っていた男が復活して、私を狙っていた。


かろうじて避けたが、横腹の辺りを掠めていた。



ピリピリとした痛みと同時に血に濡れる。