少し頭の中を整理する。
私を呼びに来たのは丞だ。
そして私は平隊士たちには疑われている。
極めつけに拷問室に入っている。
ここに丞はいない。
間者が入り込んでいるのは本当だということだけは掴んでいる。
でも信用のない奴に調べさせるわけにはいかない。
かといって幹部連中が動いては事が大きくなる。
「………ちょっと人が悪いんじゃない?」
呆れ笑いを皆に返すと5人はニヤリと笑った。
「お前は信用できるからな」
「じゃあわざわざ試さなくてもいいのに」
「念のためだよ。
動きやすくなるだろ?」
満足気に笑うトシに文句を言う。

