拾われた猫。





頭の中で整理する前に、総司と左之によって連れていかれる。




「え、ちょ……」



有無も言わさず、わざわざ平隊士たちに見えるようにして拷問室の中に入れられた。



一緒に中に入った勇たちは満足そうに笑っていた。



外から見えないのを確認すると、左之が縄を解いてくれた。



「おい、総司。

きつく結び過ぎだろ」

「その方が本気に見えるでしょ?」



楽しそうに笑っているけど、こっちとしては手首が痛くて仕方なかった。


解かれた手首には赤く痕が残っていた。




「ごめんね、雨ちゃん」


少しは反省しているのか、優しく手首に触れた。



だけど、トシの咳払いによって雰囲気が固くなった。



「……俺が何を考えているか分かるか?」