拾われた猫。




「本当に…似てるよね」



呆れたように笑った彼に微笑みかける。



彼はその場に座り込んで、私を見上げる。



「僕は君の一番大事な人をこの手で殺したよ。

そこに何の感情も無いと思ってた」



彼の仮面は徐々に剥がれていく。



「…ふと思ったんだよ。

僕は君に恨まれるのかもしれないって。

そしたら……」


総司の言葉が止まった。


私はしばらく待っていた。




彼は泣き出しそうな笑いで剥がれそうな仮面を必死に被る。



「後悔したんだ。

斬ったのがいっそ僕じゃなかったら、君を見る度に悲しくなることは無かったのかなって」



乾いた笑いがやけに私の耳に響く。


そして今度は私がふっと吹き出した。