拾われた猫。




「どうしたんだ?」


珍しそうに聞く彼は、隊士たちを帰してから壁際に座って、私の話を聞いてくれた。




「総司、元気ないなって思って」

「そうか?

俺は分からねぇ」



首を捻って考え込んだ。


もしかしたら私の杞憂なのかもしれない。

本人も普通だと言っていた。



すると、左之は私の横でクスリと笑った。



今度は私が首を傾げる。



「お前は凄いな。

よく周りが見えている」



ポンポンッと撫でられる。


左之はふと立ち上がって木刀を持ってくると、私に渡した。



「やるか?」



ニヤリと笑う彼につられて、私も笑う。