拾われた猫。




「…いい刀を手に入れたな」


縁側に座って刀の刀身を眺めていたら、一がそう言って隣に座った。



「一たちは殺気に当てられなかった。

流石だね」



私の言葉に目を見開いていた。


「…いや」と小さく言って、言葉を止めた。



私はそれ以上は聞かなかった。

一が顔をしかめていたから。



「……お前は凄い奴だ」

「何で?」



聞き返された言葉には答えずに、私に微笑んだ。



「…今日はもう休め」

「…………うん」



納得はいってないけど、もう夜も遅いので素直に言葉を受けた。


一が私の側を去ったあと、トシの部屋に向かった。