拾われた猫。




一は私の頭をヨシヨシと撫でてくれた。


「…俺たちには遠慮しなくていい。

…行きたいところがあるのなら、連れて行ってやれる」




彼らはきっと100%私を信用している訳じゃない。


だから薄桃色の彼女と行くことになった時もトシは迷っていた。


今回も、彼らの巡回中にした。



〝私の監視〟。



最近頭を撫でられることが多くなった。


撫で方も人によって違う。


乱暴だったり、丁寧だったり。


どんな撫で方でも優しいから、私は監視されていたとしても嫌な気分にはならない。



初めはあんなに鬱陶しかったのに。




「付き合わせて、ごめ……」


そこで言葉を止める。



薄桃色の彼女の言葉が蘇る。



───『そこは〝ありがとう〟言うんよ』