拾われた猫。




それから色々見回った。


でもどの刀もあの刀よりもピンと来るものは無かった。



「なぁ、この外套いるのか?」



ふと左之が私に話しかけた。



一も同じように思っていたらしく、話を聞いていた。




「…これが無いと、目立って仕方ないから」



私はフードの所を引っ張って、もっと深く被る。



「あ…、そうだったな」



思い出したようにそう言った。



「初めは印象が凄かったけど、いつも一緒にいるとそういうの気にならなくなるよね」



空をぼーっと見上げて、自分の前髪を一束いじる総司。


なぜ彼がここにいるのか。


それは彼が非番だったから、無理矢理ついてきたのだ。



左之と一はすぐに戻るからと説得しようとしていたけど、彼は断固として聞こうとしなかった。