拾われた猫。





「邪魔だっつーの、平助」



言葉は荒く、不気味に笑いながら平助に喧嘩を吹っかけている。



いつものことすぎて、最近は気にしなくなった。



左之の方を向くと、丁寧に説明してくれた。



「この前の会議の時、芹沢さんがお前のことを聞いてきたんだ。

新しい着物は着ているのかって。

見たことはないって土方さんが答えたら機嫌悪くなって、今日来るって聞いてたんで心配してたんだよ」



最近気づいたことがある。


芹沢鴨はここの人たちにあまり良く思われていないということ。



多分不機嫌になったのは、自分が払ったものだから気になっていたんだろう。


今日来たのは着物を着ているか見に来たんだろう。


頭を撫でたのは多分……嬉しかったから。