拾われた猫。




「今日はあの男はおらんのか」


厳しい表情の中に残念そうな雰囲気を感じた。



「今日は芹沢さんやのうて、この子なんです」


彼は私に近づくと私の頭の布を取る。



「……ほぅ…」


私の髪をまじまじと見た後、私の手を取る。

手のひらをじっと見ると、やがて離し、中に入っていった。



そしてたくさんの刀を持って、また出てきた。


彼女は私と老人を交互に見て、目を見開いていた。




「好きなものを選べ」


老人は地面に刀を並べて、顎で刀を差す。



刀の前に座って、1本ずつ丁寧に見ていく。



けど、ピンと来るものは無かった。