「フフッ。
ほんまに猫みたいな子やなって思うたわ。
警戒心が強いとこも、自分の縄張りを守ろうとするとこも」
彼女たちには私があの場所を守ろうとしているように見えたみたいだった。
私は……守りたいと思ったんだろうか?
でも、彼女の言葉はピッタリと胸に落ちてくるようだった。
「髪の毛も柔らかくて猫っ毛やし」
上品に笑う彼女を見ていた。
町の人が気にするのは髪色だけじゃないのかもしれない。
随分歩いて、町の外れについた。
そこに小さな家が建っていた。
薪を持って出てきた老人は私たちを見て立ち止まった。
しばらくじっと見ていた。
彼女はぺこりと頭を下げる。

