『なに?どーいうこと?』





「あんたが風邪ひいて
休んだ日、あたしと真里亜が
お見舞い行ったのは覚えてるよね?」






『あーうん。真里亜ちゃんが
来て超テンパってたな…』





「………で、あたしが
部屋を開けたすきに……
あんたと真里亜がキス
したんだよ!!」






『はっ!?俺と!?真里亜ちゃんが!?』






「うん」






『うっそまじかよ!!!
え〜〜〜っぜんっぜん
覚えてねーよぉぉぉ!!!』





「ははは、残念でしたー。
隼人その後気失ってたからね」





『うぉーっ!!!なんで
忘れてんだよ俺〜!!!』






「……てかあんたから
キスしたんじゃないの?」





『え…わかんねぇ』






「最悪だねー。あんたから
キスしたとしたら………
真里亜超傷つくよ〜〜
キスした本人が忘れてんだもん」






『………だよなぁー
でも全然思い出せねぇ』






「とりあえず謝っときなよ?」






『おぅ。さんきゅな♪
一つ謎が解けたわ』