「カサ..........」
!?
誰かいる!?
「ごめんなさい、
聞くつもりはなかったんだけど.........」
.........うわ.......。
綺麗な人だな.....。
黒くて艶のある長い髪。
そして雪かと錯覚させる程の白い肌。
さらに唇はりんごのように赤い。
俺は「大和撫子」と言う言葉は彼女のためにあるんだとこの時思い知らされた。
「いや、
別に大丈夫ですよ。」
俺は素っ気なくこたえた。
「それは良かった。」
大和撫子はにこりと微笑んだ。
すると彼女は白く小さな手を斜め上へと突き上げ木になっていたりんごを取った。
「おひとついかがですか?」
りんごを持った手を俺につきだしてきた。


