ま、いっか。
いらなくなったら捨てればいーし。
ちょっくら芝居でもするか。


「え!
マジで!?
俺も西田のこと好きだったんだけど!!」


「うそっ.........!」


女は目を見開き右手を自分の口の前に持ってきた。


「じゃあ俺達付き合おっか。」


「う、うん!
よろしくね!」


「よろしく。」


嬉しそうだなぁ。
そんなに俺が好きなのか。
そーかそーか。


「あ、じゃあ今日一緒に帰ったりとか.......」


マジか。
今日はめんどくせーな。


「ごめん!
今日掃除なんだ。」


「待つよ!
もしかして部活?」


「いや、
部活は休みなんだけどこのあと若松と遊ぶ約束してんだ。
ごめんだけど今日は先かえって。
ごめんね。」


嘘っぱちだけどな。


「ううん、いいの。
明日は一緒に帰ろうね!
じゃあバイバーイ!」


「バイバイ。」


ちょっとめんどくさそうな女だけど見た目がいいから一応キープしとくか。