「あのっ........!
笹原くん、ちょ、ちょっといいかな!!」


ほら。
また告白だよ。


「うん。
どうしたの?」


「こ、ここではちょっと...........。
裏庭!!
裏庭いこ?ね?」


女は頬を赤らめながらわざとらしくも思える上目遣いで首をかしげながら俺を見上げた。


バカだなこいつ。
モテねー奴にはそんなバカ丸出しのテクニックで通用するかもしんねーけど俺には全くきかねーのわからんのかな。


「いいよ。」


さぁって。
こいつは..........ありかなしかでいくとありかな。
顔は上の下ってとこか。
どうすっかなぁ。
まぁでもここんとこずっと彼女いなかったしなぁ。
あんまりフリーが続くのも何かおもしろくねーし。


「............」


女が足を止めた。


おー。
もう裏庭ついたのか。
考え事してたら時間経つの早いな。


「あの、と、突然でごめんね?」


前置きはいいから早く言えよイライラするなぁ。


「わ、私っ........
実は笹原くんのことが好きです!」